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野菜を摂取して健康を保ちましょう!

誤解されがちな野菜と健康の関係

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食生活が健康に与える影響は他のどんな項目よりも大きいということは誰でもよく知っていることと思います。

ですがほとんどの人は「肉を食べるよりも野菜を食べた方が健康にいいらしい」くらいの漠然とした認識でなんとなく野菜を食べるようにしているというのが現状なのではないでしょうか。

ここ最近では一般の人の健康意識が高まったこともあり、コンビニやスーパーなどお惣菜を取り扱うお店で「健康弁当」といったカロリー量を控えめにし野菜を使ったおかずを多目に盛り込む食べ物も増えてきているようですが、実はそうした「健康弁当」の中であっても健康効果ということではそれほど期待できるものではないということもよくあります。

本当の意味で食生活を健全化したいということであれば、なんとなく「野菜はいいらしい」ではなくより具体的に健康によい野菜の食べ方とは何かということを意識できるようにしていく必要があります。

若い世代の人などによく誤解されているのがとりあえず野菜ならいいだろうと、コンビニで販売される生野菜のサラダを毎日食べていたり、野菜ジュースで野菜分を補うようにしているといった例です。

生野菜の場合は特に細かく切った瞬間から栄養分が流れでていってしまうため、切られてから数時間が経過した生野菜のサラダには含まれる栄養成分は微々たるものになります。

また市販の野菜ジュースの場合には長期間の保存を可能にするため製品製造の過程で高温の滅菌処理をしており、そのため野菜に含まれる栄養成分の大部分はそこでとんでしまっています。

なので本人としてはかなりの量の野菜栄養を摂取しているつもりでも、実際にはほとんど栄養素としては体内に入ってきていないというのが実情となります。

野菜を効果的に摂取するための方法

新鮮な野菜
日本人は伝統的な健康食である和食文化を持つ国であるため、なんとなく野菜の摂取量は世界平均よりも高いようなイメージがあります。

ところがここ近年の食生活の多様化により、なんと米国人よりも野菜消費量は少ないといった調査結果も出ることになっています。

参考 * 大塚チルド食品 植物と乳酸菌で新・健康生活

これは米国では既に国民の健康のための野菜摂取が広く政策的に行われていることも関係しており、1991年からの「5A DAY(ファイブ・ア・デイ)」という野菜摂取のためのスローガンをもとに国民全体で効果的な野菜摂取ができる環境が整えられています。

日本においても野菜の大切さは多くの場所で言われているのですが、若い世代にになるほど食事と健康についての知識が十分に伝えられていないという傾向が強くなり、一日あたりの野菜摂取量がほぼゼロに近いといった人も時々見られるというほどです。

そうした人にいきなり野菜を食べろと言っても最初に紹介したような誤った野菜摂取をすることもよくあるため、まずは簡単に摂取ができる栄養価の高い野菜の食べ方をいくつか覚えておく必要があるといえるでしょう。

全ての野菜をまんべんなく食べる必要はない?

もう一つ野菜における誤解として「全ての野菜をまんべんなく食べないと健康になれない」というものがあります。

確かにより多くの野菜を摂取することで健康増進に役立つというデータはあるのですが、全ての人が全ての野菜を食べないと健康にはなれないということではありません。

非常に珍しい例ですが世界的には野菜をほとんど全く食べないにもかかわらず長年健康維持をすることができているという人もいます。

ただそうした人は本当に数万人に一人という体質であるため、一般的には野菜を適切にとることが健康につながるということは事実と言えます。

最近どうも疲れやすい、元気が出ない、集中力がないという人は、まずは新鮮な野菜をたっぷり入れた野菜スープや鍋物などから食べるようにすると、少ない品目でもたくさんの野菜栄養分をとることができます。