認知症の症状と対策について徹底解説
認知症とはどういう病気か
認知症は文字通り現在の状況を正しく認知することができなくなる病気です。
認知症は突然に発症することはほとんどなく、大抵は少しずつ物忘れや現状認識のための能力が落ち込んでゆき最終的に起きていても意識がないというような状況になっていきます。
同じ認知症とされる症状であってもその原因は複数あり、現在最も多いのが「アルツハイマー病認知症」と言われる脳内のタンパク質の異常によって海馬の働きが止まり脳萎縮が起こるという症状です。
他にもアルツハイマー病とは違った種類のタンパク質が異常に増えることにより起こる「レビー小体型認知症」もあり、どういった原因が認知症状を生み出しているかという現状認識をすることで対処方法が異なってきます。
認知症であるか簡単に判断する方法
認知症のやっかいなところは、本人が「自分は認知症かもしれない」という自覚症状を感じにくいという点です。
それもそのはずで認知症を発症するようになるとある直近に起こった記憶がすっぽりと抜け落ちてしまうため、自分が何をしようとしていたか、何が目の前で起こったかということを認識することができなくなります。
認知症と診断をされたときには薬物療法やその他の音楽療法や回想法といった方法で回復を目指しますが、一度深刻な状態にまで陥ってしまうとよほどのことでないと完全に回復をすることが難しくなります。
そこで認知症を重篤化させないためには早期に発見し悪化しないような環境を作っていくということが大事になってきます。
認知症であるかどうかを最も簡単に判断する方法としては「今何歳ですか?」「今は何年ですか?」という現在の空間的認知を確かめる方法です。
または一緒に暮らしている家族が明らかに記憶の一部がすっぽり抜けた言動をしているというときには早めに専門科を受診するようにしましょう。