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子どもの感染予防、しっかりできていますか?

流感の時期にやっておきたい感染対策

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子供がいる家庭では、毎年の流感の時期には家での生活でも神経質になってしまうものです。

特にここ近年では悪質なウイルスや細菌性の病気も多く出てきており、免疫力の弱い子供がかかった場合には下手をすると重症化してしまうようなこともあります。
また、トコジラミなどの害虫被害も広がっており、家でも外出先でも注意しなければならないことが増えています。

子供が保育園や幼稚園、また小学校などに上がったときには多くの人と接する集団生活を送ることになるため、どうしても感染機会が増えてその分危険性も高まります。

ある程度子供がかかりやすい感染症に罹患してしまうということは仕方のないことだとしても、それが重症化をしないように普段から感染対策をしておくこということが大事になります。

子供の時期にかかりやすい感染症としては、ウイルス性の病気では「はしか」「風疹」「水疱瘡」といったものが代表的ですが、他にも時期的に「伝染性紅斑(りんご病)」や「手足口病」といったものが大流行をすることがあります。

そうした感染症への対策としてまずやっておきたいこととしては、感染の3大要素である「病原体」「感染経路」「個体の条件」の3つを詳しく知っておくということです。

感染3大要素を適切に守っていくためには

感染3大要素はどれか一つに対策漏れがあると他の部分の対策をしても感染をしてしまうことになってしまうので十分に注意をする必要があります。

順に説明をしていくと、まず最初に知っておきたいのが「病原体」の情報です。

わかりやすい例としては時期的に大流行をするインフルエンザウイルスやノロウイルスといったものです。

こうした季節性の細菌やウイルスは特定の条件の揃った時期に大流行するという特徴があるため、学校や地域の保健所から出される情報をこまめにチェックしておき、その年その時期の感染の特徴から対策をしていくようにします。

次の「感染経路」とはその時期に流行しているウイルスや細菌がどういった方法で感染をするかということからの対策です。

インフルエンザなどの風邪菌の場合にはほとんどの場合がくしゃみや咳といった飛沫感染が原因となるのですが、ノロウイルスやO157など食中毒を伴う胃腸炎をともなうようなものの場合には嘔吐物や排泄物からの感染の可能性が出てきます。

感染力が強いものになると罹患者とタオルや食器を同じくするだけでも危険が出てくるということもあるのでそのあたりもきちんと情報を集めて適切な対策をとっていく必要があるでしょう。

最後の「個体の条件」ですが、これは本人の健康状態です。

子供は相対的に大人に比べて免疫力が弱く感染しやすく症状が重篤化しやすいものですが、それでも季節の変わり目の服装や室内の湿度などを管理することで免疫力を高めることができます。

また子供向けの予防接種の案内も定期的に行われますのでそうしたスケジュール表もきちんと保管をしてもよりの医療機関で摂取できるように予約を忘れないようにしておきましょう。

もし感染してしまったら

しかしどれだけ対策をしてもウイルスや病原菌は目に見えるものではありませんのでちょっとした隙に入り込み感染をしてしまうこともあります。

子供が体調が悪そうにしており、突然に高熱を起こしたり激しい嘔吐や下痢といった症状があったらすみやかに医療機関を受診して病名を確定するようにしましょう。

無理をして学校や保育園に行ってしまうことで他の子供にまで感染を広げるということがあってはいけません。

その時期に流行している病気への罹患が疑われる場合には、いつごろからどんな症状が出たかということを詳しく医師から聞かれますので子供の体調の変化についてはしっかりと記憶して回答ができるようにしておくことも大切です。