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近年急増中の病気「うつ病」の予防法を徹底調査!

うつ病は予防ができます

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ここ近年急増してきている精神疾患の「うつ病」ですが、これは遺伝や感染などではなく主に生活環境の中で発症をしていくという特徴があります。

私達は普段「ストレス」という言葉を何気なく使っていますが、この「ストレス」にもいくつかの種類がありそれらが複合して個人の中に蓄積されていくことにより徐々に精神に病気のもとを作り出していってしまうことになります。

よくうつ病についての例えとしてコップの中の水といったものが使われるのですが、コップのような器の中に少しずつ水をためていくと表面張力のギリギリまで水はこぼれずにいます。

ですが最後の一滴が入ったときに突然にどっと堰を切ったように水は溢れてしまうもので、それと同じようにうつ病の症状も少しずつ原因となるストレスが溜まっていくことにより最後の一滴が入った時に突然発症したように見えるのです。

私の姉も人前に出る仕事をしていたのですが、第三者から容姿について嫌なことを言われることが相当ストレスになりふさぎ込んでしまったときがありました。

一番のコンプレックスであった目を二重埋没の手術をすることによって、

少しずつ自分の顔への苦手意識は無くなっていきましたが。

このように、「ストレス」は人間関係や仕事や勉強のプレッシャーといった精神的な追い込みが主ですが、それだけでなくいわゆる「肉体的ストレス」も無視をすることはできません。

暑さや寒さといった外的な刺激が強い時や、狭かったり汚かったりする部屋での生活、また食生活や睡眠時間の不足といった体力を奪うような生活習慣があるとそれもストレスとして少しずつ蓄積をされていくことになります。

つまり言い換えるなら外的な要因を少しでも快適なものにし、その上で精神的なストレスになる原因を取り除いていくことによりうつ病の発症をなくすことができるということになります。

脳内の「幸せホルモン」を増やしていく

幸せの形をイメージする花
人は何らかの要因によって強いストレスを受けると、脳内の機能が停滞し脳全体が萎縮するという作用をします。

戦争中などで長い時間拘束をされたり拷問を受けた人の脳を調べてみると、脳がかなり小さく縮んでしまっていたというデータもあるのでその影響はかなり大きいものと思った方がよいでしょう。

逆にその人にとって快適な環境に身が置かれると、脳内からは幸福感を感じるホルモンが大量に分泌をされていきます。

この人の精神に幸福感をもたらしてくれるホルモンの代表が「セロトニン」というもので、これは脳内の神経伝達物質として多く分泌されることで体に活力を与えて健康を増進させるという機能を持ちます。

「セロトニン」を多く分泌する方法はさまざまですが、分泌を促しやすい食品を食べたり、適度な運動をする、また朝日を浴びるといったことが推奨される方法となっています。

食事としては「肉類」「チーズ」「納豆」「たらこ」といった食品を食べるとトリプトファンというセロトニンを多く分泌しやすくする成分を摂取することができます。

ダイエットをしている人などは動物性脂質を極端に嫌って食べないようにしている人もいますが、あまりにも急激に摂取を控えるとそれが精神的ストレスになることもあるため適度に食べるようにするということも忘れないでください。

日光を浴びることでも多くのセロトニンが分泌されますが、とりわけ体によいのが朝日を浴びるということです。

昼夜逆転した生活をしている人にうつ病が多いのもそのためで、朝の光をきちんと体に浴びるようにするだけでもかなりストレスを軽減し健康な体を作っていくことができます。

考え方を変えるということも大事

うつ病に実際に罹患をしてしまうと、何をすることにも意欲がわかずネガティブな思考にとらわれてしまいがちになります。

うつ病を発症しやすい性格の人というのもまさにそうしたネガティブ思考が当たり前になっているタイプで、必要以上に自分を追い込んだり周囲の人の行動をいちいち悪い方向で捉えたりすることを繰り返すうちに本当にうつ病になってしまっていたりします。

考え方を急に変えるというのは難しいことですが、あまり真面目すぎたり完璧を求めたりするということは体によくないことということを意識するだけでも予防のための重要な施策の一つになります。