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ノロウイルスにかかりにくくなる方法とは!?

ノロウイルスについての基礎知識

握手
ノロウイルスはここ近年全国的に多くの感染例が出ている食中毒症状の中でも特に症状の重いタイプの病気です。

ノロウイルスは食品に付着することで感染を引き起こす性質を持っており、人の体内に入ると急性胃腸炎の症状を引きおこすとともに重い腹痛や発熱症状などを起こします。

大きな特徴として挙げられるのが人の腸管の内部でだけ増殖をするということと、感染力が非常に強力であるためわずかの量のウイルスでも多くの人に感染が拡大しやすいということです。

そのため飲食店や宿泊施設で一人が感染をするとそこから同じ施設にいる多くの人にまで感染が拡大する大事故にまで発展することも多くなっています。

安静にしていれば数日でウイルスは外に出て行ってくれるのですが、感染によって抗体ができることはなく同じ人が何度も感染するということもあります。

ノロウイルスが他のウイルスよりも恐ろしいのは「ノンエンベロープウイスル」と呼ばれるアルコールによって消毒ができないタイプであるという点です。

また他の細菌性の食中毒のように食品そのもので増殖はせず、人の体に入ってから増殖を起こすということも珍しい特徴と言えます。

ノロウイルスに感染をしないようにするためには

ノロウイルスが強い感染力を持つ理由の一つとなっているのが、ウイルスの大きさそのものが非常に小さいということです。

そのため手のシワなどに簡単に入り込むとともに、アルコール消毒をしても殺すことができないため、かなり丁寧に手洗いをするようにしていかないとなかなか侵入を防ぐことはできません。

僅かな量でも人の体に入って腸管に達したときには大増殖を起こすため、流行する時期には料理をする人は十分に衛生管理をしなくてはいけません。

特に危険性が高いのは人の嘔吐物や排泄物で、感染をした人のものを片付けた人がそのまま自分も感染してしまうことがよくあります。

子供や高齢者のオムツ替えなどでも危険が高くなるため、担当をされる人は十分注意をして衛生面には十分すぎるくらいに対策ををしていってください。